足の裏の皮がむけると困りますね。
特に素足になる機会の多い夏だと、
足の裏の皮が気になります。
「水虫かも?」と思うかもしれませんが、
痒くない場合はどうなんでしょうか?
見た目にも悪いし、どうにかしたいですね。
足の裏の皮がむける原因と治し方を紹介します。
足の皮がむける病気の状態と原因は?
・角質が生まれ変わる為に足の皮がむける場合。
これは心配しなくても大丈夫です。
足の裏は体重を支えるのでかなりの負担がかかっています。
厚くなった角質が生まれ変わる為に、ポロポロむけたり、白くなったりします。
お風呂で皮膚が柔らかくなった時に軽石でこするか、専用のやすりでこすると良いでしょう。
・夏に足の皮がむける場合。
夏に足の皮がむける病気で汗疱(かんぽう)の場合があります。
汗を出す機能が上手くいかず、皮膚の中に汗が溜まる病気です。
あせものように涼しくなると治ります。
ひどくなると黄色い膿が出たり、かきむしって炎症を起こす場合がありますので、
皮膚科に行くことをお勧めします。
水虫と違って菌がいないので、人にうつす心配はありませんね。
・春や秋に、特に子供が足の皮がむける場合。
春や秋の季節の変わり目に皮がむけることが多く、子供がかかる病気で多汗症があります。
水虫は夏に症状が出ることが多いですが、多汗症とは時期が違うので見分ける基準になります。
また、水虫菌がいる訳ではありませんので、人には移りません。
「多汗症かも?」と思ったら、皮膚科を受診して下さいね。
多汗症の治療にはボトックス注射や手術をする場合がありますが、
多汗症の原因である自律神経の乱れを整える方法もあります。
医師に相談しましょう。
・痒くない水虫の場合。
実は痒くない水虫の場合があります。
角質増殖型と言って、足の裏の踵がガサガサになって、皮がむけたり、ひび割れができたりします。
痒みがないので気付きにくく、気が付いたら進行していて爪水虫になっていることがあります。
これは水虫の菌である白癬菌があるので、他人にうつります。
白癬菌の正体はカビなんです!
踵が硬くなり、ひび割れして痛みが出ることもあります。
ぜひ、皮膚科へ行きましょう。
白癬菌をうつさない・うつらない為には?
家族の人に水虫の人がいたら、他の家族もうつってしまうのでしょうか?
それは困りますよね。
対策法としては、
・外出して家に帰ってきたら足を洗う
・足はよく乾燥させて、ジメジメ状態にしないようにする
・靴下は毎日履きかえる
・靴は通気性の良い靴を選び、毎日何足かをローテーションさせる
・床や畳に白癬菌が付いたら他の人にうつるので、まめに掃除する
・バスマットやスリッパからうつることもあるので、1人ずつ別の物を使う
お風呂の中で白癬菌が感染するのか気になると思いますが、
結論から言うと、お風呂の中では感染しません!
お風呂の中は水なので白癬菌は流れてしまい、
お風呂から出た後の、バスマットで感染する可能性があります。
家で治すには?
あくまでも民間療法です。
水虫の患部に付ける物に、梅肉エキス、にんにく汁、玉ねぎなどがあります。
これらは殺菌作用があり、白癬菌をやっつけてくれます。
梅肉エキスやにんにく汁、玉ねぎの汁を直接患部に塗り、1~2分経ったら、拭き取ります。
もしくは、洗面器に水をはり、梅肉エキスやにんにく汁、玉ねぎをすりおろした汁を入れて、
10分くらい足を付けます。
患部は最初しみて痛いですが、少し経つと痛みが取れてきます。
痛みが取れない場合は使うのを止めて下さい。
他にも方法として
・木酢液に足を浸す。
・お茶の葉の出がらしを靴下やストッキングに入れて履く。
・熱いお湯(46度くらい)と水と、交互に足を浸す。
などがあります。
熱で殺菌するということですが、火傷しないように気を付けて下さい。
また、竹繊維の靴下も抗菌性があり、汗を吸収してくれるので良いそうです。
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これらはあくまでも民間療法なので、自分に合わないと思ったら中止しましょう。
まとめ
見た目だけで水虫か他の皮膚の病気か、皮膚科の医師でも難しいそうです。
痒みがあるかどうかでも判断できません。
はがれた皮膚の一部を顕微鏡で見て、白癬菌がいたら水虫です。
ですから、足の裏の皮がむけて「水虫かも?」と思ったら皮膚科へ行きましょう。